日常の非常識 zennryoku 

20代 独身おとこ の日常から感じる ひとときを綴ります。

人生最大のピンチ

今週のお題「人生最大のピンチ」

 

 

 

 

 欲しいのは相槌じゃなくて、沈黙だったのかもしれない。

 

 幸せは途切れながらも続くのです、

 と 安っぽいイヤホンから割れた音でスピッツが歌っている。

 

 途切れてしまったその時間は、

 続かなかった時間はどこにいってしまうのか、

 幸せの頂点にいてもそんなことばかり考えてしまう僕は少し

 不幸なくらいが丁度いい のかもしれない。

 

 AM5:38。

 君はあの高速道路をタバコをふかしながら走っているのか、

 それともどこか寄り道しているのか、

 誰かと会っているのか、

 たまたもう家に着いて布団に入っているのか、

 そんなことを想像しては聞くことはしない。

 

 知りたい過去と知りたくなかった過去の選別は難しいな、

 と 思いながら足りなかったアルコールを安い缶ビールで

 誤魔化している。

 

 もしかしたら僕は誤解するほど他人を理解したことがない

 のかもしれない。

 

 予期せぬ他人への愛に自由を奪われたい。

 

 無神経さを許すことは愛だが当然無神経な振舞いに愛はない。

 人生代々のピンチ、そこに 愛はないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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