わたしのドメイン
愛することって与えることだったり、
選択することって捨てるってことだったり、
思い出すことって忘れてることだったり、
傷つくことって期待することだったり。
同じベットで違う夢をみるよりも、違うベットで同じ夢をみたい。
くちびるがなくたってキスをしたいし、腕がなくたって抱きしめたい。
もしできることならば、
ふたりのプラスとマイナスを合わせてゼロにして、
ふたりの複雑さを笑って、
ふたりの不器用さを愛でて、
ふたりでずっと生きたかった。
僕たちはひとつにならない。
ひとつになれない。
平穏よりも刺激を、
オアシスにいるよりもオアシスを見つけることが好きな君だから。
君には僕は似合わない、
僕には君は似合わない。
君が語れる僕も、
僕が語れる君も、
そんなのきっと全部的外れだから。
知りたくないから聞かないを繰り返しすぎて、
何も知らないと開き直ることが増えてしまった。
溺れる夕日に燃え尽きるこの恋を重ねてセンチメンタルできるほど、
愛せた自信なんてひとつもないのに。
ないのに会いたい。
ないのに触れたい。
それを口実に器用に約束なんてできないから、
この前貸した本の感想聞かせてくれませんか。
その本にドメインの手がかりがあったので「オハヨーモーニング」にした。