日常の非常識 zennryoku 

20代 独身おとこ の日常から感じる ひとときを綴ります。

失望。

今週のお題「夏物出し」

 

 

 伸びすぎた前髪で未来が見えない。

 

 入道雲が高く高く昇っていて、ドアを開けた瞬間に外の熱気が肌に張り付いた。

何もかも捨ててしまいたくなることがある。

 

 溜まった未読メール、元恋人の歯ブラシ、お土産にもらったキーホルダー、行き場のない悲しみ、未来への不安、夏がくることへの失望

 

 

 

希望だとか夢だとか、そんなのは恵まれた人が抱くものだ。

 

SNSに載せない幸せが僕は欲しい。

 

携帯なんて捨ててしまおうかと思うことがある。

 

まるで友達を捨ててしまうのと同じことのように感じてしまう僕に本当に友達なんているのかな、と夜にひとり不安になるんだ。

 

高校生の時の夏休み明けの学校、みんな僕を忘れてしまっている気がして前日にざわざわと心が騒いで眠れなかった。

 

そんなことを思い出しては、なんて僕は陰気なやつなんだ、と青い空に向かって世界中に謝りたくなる。

 

 

 

ビキニ水着。

今週のお題「夏物出し」

 

 

 

 ベランダに置きっぱなしの段ボールに雨が落ちる音を聞きながら、これからやってくる夏のことを考えている。

 

 夏は割と忙しく過ごす方なのだが、去年の夏はどうやって過ごしたのか思い出せないあたり、今年の夏の出来事も来年には塵になってしまうことを簡単に予感させた。

 

 去年の夏行けなかった花火大会を約束した彼はもう隣にはいないし、年々更新する猛暑には耐えられそうにない、ビキニ水着を着たいがサロンのお客様とバッタリとかありそうだし、供のおんな友達が なんかヤバ目に疑われそうだし、21度に設定したクーラーの電気代が馬鹿にならない、背中に張り付くワイシャツがうっとうしいし、歳なんてとりたくなくないのに誕生日は嫌でもやってくる。

 

 夏なんて嫌いだ、といいながら素直に楽しめない自分が1番嫌いだ。

 

 屋台の焼きそばと燃えた火薬のにおいが好きだし、ブルーハワイのかき氷で舌が青くなりたい、ボウルに氷がいっぱいの茹でた硬めのそうめんが食べたいし、ひまわり畑で真っ白いデニムにタンクトップシャツを着てノンビリしたいし、カエルの鳴き声を聴きながらあぜ道を歩きたいし、汗でほんのり塩辛い唇 だれか欲しい~??

 

 今年も僕の夏がやってくるし、後悔と孤独の秋もやってくる。

 良くも悪くも全て夏のせいにしてしまおうよ、全部全部。

 

ムンク展。

今週のお題「何して遊んだ?」

 

 

 

 

 

 2人で行ったムンクのポストカードに想いを綴っていたのですが、そんなものいら

ないと読まれもせずつき返されてしまって、行き場のない気持ちが妙に今日の天気と合

っている。

 

 このどんよりとした暗い気持ちをどうにかしたくて、人と無理に話をしてみたり、

屋の電気を最大限に明るくしてみたり、好きなものを好きなだけ食べてみたりしたけれ

ど、どれも不正解だったようだ。

 

 

 男女関係なく人とずっといるっていうのはそれなりに面倒くさくてうざったくなっ

しまうものだ。

 

 いつか一緒に生きたいと思える人に出会えるのでしょうか。

 

 

 人は賢くないから失ってからしか人の大切さを身をもって知ることが出来ないら

い。

 

 僕は誰かを大切にできるのでしょうか。

 

 

 

 

 世界で1番というには世界を知らなすぎるから、僕の生きてきた人生の中で1番、とい

う言葉をまだ見ぬ誰かに使いたい。

 

そしてその大切な人の生涯を見送ってから僕もいつか死ぬときに思いたい。

 

 

 

 

 君より大切なものはなかったな、と、やっぱりな、と答え合わせをして君の待ってい

る場所に向かいたい。

 

 

 

インターン時代、何して遊んだ??

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 隣から寝息が聞こえてくる。

ぼくはそれに合わせてゆっくりと呼吸をしながら、今日1日を振り返る。

 

 駅の近くで祭りをやっていた。

そこでオムそばとクレープと唐揚げを買って食べた。

 美味しかった。

 ただ彼女は隣にはいない。

 

仕事終わりみんなで公園に行って遊具で遊んだ

身体に合わない小さなブランコをみんなでどこまで高くいけるかなんて、まるで小学生みたいなことを煙草を吸いながら

 

 ただ彼女は隣にはいない

 深夜のファミレス、みんなでああだこうだと惚気話や仕事の愚痴を語り合う。

夜ご飯なんて食べるのを忘れるほど、口は止まらない。

時間はあっという間にすぎて駐車時間の2時間を迎えた。

 ただ彼女は隣にはいない。

解散して家に着き、換気扇の下で煙草をゆっくりと吸う。

 

 スト缶を灰皿にして火を消した。

 彼女から教えられた煙草を今も吸っている。

 ただそこに彼女はいない。

 

 愛していた。

 

 

 

 

 

 

 傷つけられるかどうかを選ぶことはできないけど、誰によって傷つけられるかは選ぶことができるらしい。

 

 傷だらけになったぼくをいつかは彼が抱き締めてくれるんだろう。

 

 なんでも許そう、許されよう。

 

 愛し愛され、2人が離れていた時のことをどっかの昔話みたいに話し合うんだ。

 

何して遊んだ?

 
 

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 春服を買ったけれど見せたい相手はもういない。

いつかは互いが幸せになれる。

 

 ただそれは僕たちふたりで、というわけにはいかない。

 君の呪縛から逃げ出せていないことが、逃げ出そうとしていないことが、僕は誇りであり希望であり愛であり執着であり自我だった。

 

 

 

 いつかは忘れてしまうのだろうか。

 

 君の低い体温も、似ていないモノマネも、隣で眺めていた携帯ゲームも、仕事の休憩時間のたびにかかってくる電話も。

 全てどこかへ消えてしまうのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 いつか僕たちふたりに訪れる、ふたりでいなくても大丈夫という未来が、ふたりでいないことが日常になっていく現実が、寂しくなくなってしまうことが寂しくて仕方がない。

 

 

 

 

 

自転車。

 

若者らしくカラオケで夜を明かして朝帰りをした。

夜になるスピードと朝になるスピードは同等ではないだろう。

 

朝がどんどん僕を追いかけてきたから、僕は先輩から借りた自転車の変速を1番軽くして走った。

ペダルが僕の心みたいに空回りして、冷たい空気が鼻の奥まで突き刺さる。

 

家(寮)に着く頃には、夜は部屋の隅にまで追いやられていた。

 

先輩は夜の勤め(店おわってからの出張カットの指名で)を終えて

家へ急いで帰ってるのだろう。

そしてポストの中に隠された寮の鍵で鍵を開けて、家に入り、眠るころ。

 

 

たぶん、先輩は油臭いヘアカラーダイの除去液の匂いのままかえってくるけど、足を忍ばせて後輩の僕を気ずかってくれる。

 

 

僕も、明日は店が休みだから、もう少しカット技術をあげるためサロンへ通おう。

 

 

インターン。いちばん高価なものはこれ

 

 

初めて、はてなブログ

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 なんかちょっと違うなあ、

 と思いながら社会人6年目を迎えた。

 

 そうそう、6年前を思い出そうとしている。

 あたたかい日光の匂いがすると私がこの街にきた春を思い出す。新幹線に乗ってMDを聞き流しながら4時間、指定席に座れずねずみ色の椅子に座っていた。

季節がら、北海道ではまだ雪が残っているとラジヲから。

関西は桜が咲いていた。

 

 陸続きだけど、ながい国土の隅々で、季節感があって

この時季は憂鬱だった。

 

 僕とは反比例して春のみんなが浮足立っている感じがどうもいけ好かなかった。

布団しかない無機質な部屋で1週間を過ごした。

同じ職場の先輩とおなじ建物で寮だった。

 

 

窓をあけると学生さんの通学が見える。

携帯でSNSでも してる感じの指つかい。

そんな光景を眺めながら、こんなに人達がいる地域ははじめて。

 

友達になれるはずがない、友達ができなくてもいい、職場でも友達ができるだろうから。                                    と、思いつつ、手にはびっしり汗をかいていた。

そんなことを振り返っていたら、サロンの先輩がメシに誘ってくれた。

 

 

あ、火曜だったのを忘れるくらい、春のまぶしさを感じた。

ひとごみは、生きにくいなと思う。

いまいちばん高額なモノ、はさみは専門学校のを持ってきた。

カジュアルな服で出勤と言われていて、ブランドもあまりわからないので名鉄百貨店のスポーツ売り場でロンT3枚、買う。










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